Thinkpad A31p に GNU/Linux (Vine2.5, Redhat 7.2 系) をインス トール
September 20, 2002
目的: preinstalled の Windows XP (on NTFS) を保ちつつ GNU/Linux を install する.
情報:
まず IBM の
ホームページ
で Redhat 7.2 が載ることを確認. (こういう情報をメーカーが直接流してくれるようになったのは嬉しい)
Linuxcare:
A31p
既存の設定状況:
NTFS partition に 1 partition で WinXP が preinstall されてきた. (partition 分ける とか, parted が使える fat で入れてくれれば楽なのに.) よっ て NTFS partition を resize するための tool がいるが,商用 で System Commander と Partition Magic があるようである. 店に行ったら前者があったので買う.一生に一度くらいしか使わ ない可能性の高い software に高い金を払うのに迷ったが, hardware のトラブル等あったとき,Linux だけだと確認しにく いとか誰も言っていることを信じてくれない可能性が大きいので, WinXP を残すことにする.全部飛ばして再インストールもありう るが,ノートの場合はトラブルとイヤなので SC を使うことにす る.Desktop の場合は大抵 Windows は完全バイバイで partition すら入れてないが,ノートでは一応慎重に.
System Commander:
System Commander 7.02 を使ってまず partition を resize. と思ったところ,「クロスリンクがある」と苦情を言われてできない. FAQ, trouble shooting などマニュアルとホームページを見るが 情報無. 万が一と思ってアップデートファイルもダウンロードしてあてるが,ダメ. 他の人も問題が起きていると思うのだが.サポートに電話. こういうのは長く待たされてどうせ役に立たないんだよな, と思っていると,なんと, サポがまともで早速 v7.05 へのアップデート情報を送ってくれる. v7.05 ではあっさりと resize できた.
こういうことは FAQ とかに書いておいて欲しい.
こっちはちゃんと時間かけて調べているのだから. FAQ 読め,と書いておいても FAQ を update しないのなら皆読まなくなってしまう. サポートはまともで好感持ったけど.
せっかく金を払って買ったので SC を bootloader に使ってみよう.
本来 System commander の OS wizard を使って Linux を install するらしいのだが,良くわからないのでやめる. 途中まで使ったら NTFS partition を 2GB 後の方に動かしていた. ついでに 66MB の swap partition も作っていた. (RAM 512MB に対して 66MB というのは変なサイズだが.)
Vine 2.5 install
CD boot して graphical mode で install がこける. Text Mode で install して X の設定は後回し. install は notebook 用パッケージで問題なし.
XP とのデータのやり取りの可能性を考えて fat 領域 2GB 確保. 今までの経験では NTFS は Liux からの write はできないし, read only でもかなり危ない.
X を update してから, Xconfigurator. 自動認識で OK. VRAM が IBM のホームページによると 64MB のはずなのだが, 32MB しか認識しないので手動で 64MB にする. 1600x1200 で 24bpp に設定. ctrl:nocaps の設定をする.
network は自動認識で OK.
lilo を
partition
の初めにいれるように installer に指示. しかし,実は入っていなかった.linear mode では入らない模様.(初めの partition が / なので良いと思ったのだが.) reboot した後 lba32 にして また /sbin/lilo. ようやく fd 無で boot するようになった.
reboot しても SC から Linux を boot できないので fd boot. install 中に作った bootdisk は使えなかった. 他の Linux machine 用のを boot partition を boot option で変えて使ったら OK. floppy 3 枚中 2 枚いかれていた.よほど運が悪いのか, それともやはり 10 年前からの floppy を使い回しているのが悪いのか. mkinitrd, modutils も update して mkbootdisk. (Vine も結構 重要な errata が多い.)
sndconfig も update して,音源は自動認識で OK.
mouse を PS/2 generic 2 button にしたらなんと USB と両方同 時に使える.これは意外と嬉しい.間違えて 3 button にしないように. すると mouse のカーソルが飛び回ってしまう.
X は 1600x1200 の LCD で default で OK. (Windows では 1600x1200 60Hz としか情報はない.) Sync speed の情報が無いので若干不安では ある.
いろいろ好みの便利なツールを install.
雑感:
使えるようになったが,今回は結構苦労した. やっぱり NTFS の XP を保ちながら Vine install というのと Notebook だからか. 待ち時間も入れると半日近くかかっている…
その後の調整
apmd を 3.0final より 3.0.2-12 に update. 若干 suspend のかかり方がまともになった気がする.
CD-RW の設定.
append="hdc=ide-scsi"
を lilo.conf に足して lilo.modules.conf は
いじらない
(HOWTO をこの点について無視する.そうでないと ide-cd が見 つからないという error message が出て CD が使えなくなる.)
参考
software: cdrecord, xcdroast
DVD:
ln -s /dev/hdc /dev/dvd
software は xine, ogle, mplayer 等がある.
Windows 用 TrueType fonts を download して使ってみる. freeware/shareware のものが結構多い.
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/ に directory を作ってそこに .ttf ファイルを入れる. それから
% ttmkfdir . > fonts.dir で xfs を走らせていれば /etc/X11/fs/config に directory を 加えて,/etc/init.d/xfs restart.
Modem: 通称 "winmodem" と呼ばれる Lucent chip が入ってい るらしい.
Wireless LAN の設定
状況:
Vine2.5 を入れて update した状況では内蔵の WLAN のデバイスは認識されない.
linux-wlan
から source をとってきて compile (prism2_pci).
注意点: kernel の .config が compile に必要./usr/src/linux/configs の 該当する config (/boot/kernel.h でチェック) を .config にコピーしておく.
Linuxcare
によると
hostap
driver が動くはずなのだが, 私の場合は動かなかった.
make config; make all ; make install ; ですんなり install. /etc/init.d/wlan start も問題なく動く.ifconfig -a で wlan0 のインターフェースは見える.
DHCP network に接続:
問題点と解決法
問題点
解決法
Home page for Kenichiro AOKI < ken at phys-h.keio.ac.jp>
Last modified: Wed Feb 2 16:13:55 JST 2005